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子どもの本棚絵本レビュー

ねずみのいもほり

2021.09.29

 

作 山下明生  絵 いわむらかずお  ひさかたチャイルド 定価:800円(税別)

 これは、7つ子のねずみのお話です。

 いもほり大会の前日、おとうさんは、いもほりスコップを7つ子のために作ります。朝暗いうちから、おとうさんと7つ子は、おべんとうのリュックを背負って、いもほりシャベルを肩に担いで出発。うさぎ、たぬき、いのしし、たくさんのどうぶつが、いもほり大会に参加します。「おいも、おいも、おいも、おいも どこにかくれているの?」みんな、葉っぱをどけて、ツルをたぐって、根元の周りをどんどん掘って、そして、みんなで力を合わせてひっぱります。小さなねずみの親子は、でっかいおいもを見つけ、一等賞に!表彰式の後はみんなで蒸かし芋おいもパーティ。留守番しているおかあさんに一等賞のでっかいおいもをどうやって持って帰る? お父さんアイデアで、中をくりぬき、おいものカヌー「おいも号」が完成。自然の豊かさの中で体験することの大切さが伝わります。