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子どもの本棚絵本レビュー

ロバのシルベスターとまほうの小石

2020.07.04

ウイリアム・スタイグ 作 せた ていじ 訳 評論社

ロバのシルベスターは野原で魔法の小石を拾った時にライオンに合いました。

怖くなって石になりたいと思ってしまいます。そして、なんと石になってしまいます。帰ってこない息子に両親は嘆き悲しみます。一年後、気を晴らそうとピクニックに出かけた両親が、野原で魔法の小石を拾います。その小石をたまたまですが、石になっていたロバのシルベスターの上に乗せるのです。シルベスターは元の姿に戻りたいと願い、それが魔法の小石によって叶えられます。元の姿に戻ることが出来たシルベスターと両親は涙を流して再会を喜びます。

 読んであげるなら5歳くらいから、そして1人で読むのであれば高校生まで味わえる力のある絵本です。