子どもが幸せな人生を送る～必ず役に立つ『絵本の力』

『絵本の力』についてお話したいと思います。

　子どもが成長の過程でさまざまな困難に直面した時、その支えになるのが『誇り』や『自尊』の感情です。この感情は、この世に生を受けてから、無条件に大切にされている、愛されているという体験の積み重ねによって育まれてゆきます。

　幼い頃から絵本を読んでもらった体験、一冊一冊に込められた愛情が子どもの心に「無条件の愛」として蓄積されてゆきます。絵本心理学の研究で、中学生に幼い頃の絵本の読み聞かせの記憶を振り返ってもらったことがあります。この研究で、幼い頃読んでもらった絵本の記憶が、思春期さまざまな悩みを乗り越えるときの心の支えや、励ましになっていました。

　絵本の時間は、しっかりと子どもの自己肯定感を育んで、未来の子どもの幸せに繋がってゆきますね。