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正司先生の
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健康第一 ~子育てで一番大切なことです~

2020.08.26

 友だちと思いっきり遊び、大好きなことに熱中し、身につけた能力を活かして色々なことにチャレンジ、楽しむためにも、元気な体が必要です。そのためには、積極的に体を鍛えなければなりません。

 最近のお母さんの間では、幼児や子どもが病気にならないように、子どもを鍛えて、丈夫な体を作るという発想が無くなってきているような感じがします。しかし、体を鍛えて病気にならない丈夫な体にしてあげるのは、親の大切な役目です。

 鍛えることが、どんなに大切で、効果が上がるか、いくつかの例をみてみましょう。

 今は、元気いっぱいの小学生になった泰山くんは、元々体が弱く、喘息ぎみだったので、とても大事に育てられていました。幼稚園に入ると、次々に病気にかかり、風邪引きが治るひまもない位、治っても、またすぐうつってくるというような子どもでした。

 お母さんが「何とかならないでしょうか」と相談に来られたので、歩くこと、乾布摩擦や薄着をお勧めしたのですが、なかなか実行されず、体質改善ができないまま、2年が過ぎてしまいました。

 年長を過ぎても、幼稚園を休みがちで、このままでは、学校へ行っても困ると思われたお母さんが、やっと重い腰を上げ、夏前から、お風呂から上がる前の足への水かけ(自分の体で温度調節ができます。)、湯上りに、体を拭いたタオルをそのまま使っての乾布摩擦、少しでも多く歩くこと(車での幼稚園への送迎中止。)などを実行しはじめると、直ぐ、効果が表れてきました。幼稚園を休まなくなり、前年までほとんど見学していたプールも全出席、熱が出ても、一晩寝ると、治まるような元気な子どもになりました。

 おかあさんは、この効果にびっくりされ、薄着や水かけの効果をあちこちで話されていたようです。

 この話を聞いて、風邪引きが絶えず、中耳炎に悩まされていた玄くんのお母さんが、薄着と水かけを実行されたところ、夜ぐっすり眠れるようになり、風邪引きがぐんと減ったそうです。玄くんのお風呂係りだったお父さんも、この効果を見て、一緒に実行されたところ、近年にない快調は、このせいではと、喜んでおられたそうです。他にも、同じような報告が、寄せられています。

 『今が始めるチャンスです』
 病気が逃げ出すような丈夫な子どもになるように鍛えて上げて下さい。鍛えれば鍛えるほど、体力がつき、元気な逞しい子どもになります。