みんなで つくった クリスマス ツリー
2023.12.17
| キャロライン・ベイリー（作） うえさわ けんじ（訳） こうもと さちこ（絵） 福音館書店 743円（税別） 大きな松の木の根元の穴に住むうさぎ。 クリスマスの少し前、餌をさがしに出かけた時に、罠にかかり 片足を怪我してしまいました。 毎年、うさぎは クリスマス ツリーを穴の前に飾るのですが、今年は 作ることが出来ません。 友だちのカラスは、うさぎのケガを森じゅうの友だちに 伝えます。 いざ、森の友だちの出番です。 クリスマス イブの夜、あらいぐまは クリスマス ツリーのもみの木を運び、くまは、ツリーを立てる穴を掘ります。りすはどんぐりと柊の実をたくさん運びます。そして、さるは、にんじんをツリーの根元に並べます。うさぎに気づかれないように、静かに静かに。 翌朝、松の木の穴から 外に出たうさぎの驚いたこと、喜んだこと。 最後のページ、からすが歌います「 カオー カオー みんなで つくった クリスマス ツリー。あらいぐまさん、くまさん、りすさん、さるさん、いっしょに つくった クリスマス ツリー。メリー クリスマス。」 幼稚園で読み聞かせをすると、子どもたちは、 最後のページのカラスのように、「みんなでつくった クリスマス ツリー。メリー クリスマス」と歌い出し、お部屋中を飛び（いえ、走り周り）ます。 |
