いのちの音
2023.12.06
林 佐知子(詩) 高見八重子(絵)
銀の星社 1600円(税別)
作者の林さんは、この詩集のあとがきで、世界史に残る大きな出来事を二つ取り上げられています。
新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行とウクライナ侵攻。
そして、新しい年を目前に、これらは、根絶に至っておらず、また、出口が見えていません。
平安で穏やかな世界になるように祈りながらこの作品を創作されたそうです。
作品は、季節の折々の詩、赤ちゃんの詩も詠まれています。 そのなかの「いのちの音」は、中学生の教科書にも採用されたとのことです。 この心の窓を開けてくれる作品に、高見 八重子さんの豊かな感性の絵が添えられています。詩集をやわらかくし、さらに 優しい風を吹き込んでいます。