ぞうさん まどみちお詩集
2023.10.22
まど みちお(作)童話屋 1500円(税別)
生まれて二カ月の夏惟くんは、ママに抱かれて すやすや眠っています。きっと、お乳を飲むように、耳から入ってくるママの言葉を食べて、すくすく育つことでしょう。
ほほえましい風景から、松居 直氏の『あかちゃんに語りかけるということ』という文章を思い出しました。3人の子どもの成長を見守りながら、子どもと一緒に絵本を開くことは、声の言葉を聞く体験と綴られていました。
「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ。。。。」お母さんが読んでくれる詩やわらべ歌を聞きながら、赤ちゃんはお母さんから生命を支える言葉をたくさんプレゼントされて成長してゆくことでしょう。