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子どもの本棚絵本レビュー

おつきさん どうしたの

2024.03.10

E.M.プセストン(文) B.クーニー(絵) 岸田衿子(訳)福音館書店 840円(税別)    

 こどもたちを ねかせて    がちょうの かあさんが いいました。

  「おとなりの めんどりさんのとこへ  ちょっと いってくるわ。 いいこにしててね、ベットから でないで。 じゃ、おやすみ」    

 そうして そとへ ゆきました。    

 主人公は がちょうの子ですが、お話も絵も 子どもの目をとおして観た月夜を とても上手にとらえています。    

 無駄のないデッサンと、やわらかい色調で、バーバラ・クーニーは、この絵を描いています。    

 きっと 子どもは、ガチョウの子どもたちといっしょに 少しの時間 ワクワクの冒険の時間を楽しむことでしょう。