トップ > 子どもの本棚

子どもの本棚絵本レビュー

ぽとんぽとんは なんのおと

2024.03.01

神沢利子(作)  平山英三(絵) 福音館書店 800円(税別)  

 ゆきが まいにち ふりました。  

 のはらに やまに ゆきが ふりつもりました。  

 冬ごもりの間に 生まれた双子のこぐまは、気になることが いっぱいあります。

  こぐまの質問に おかあさんは 優しく答えます。    

 春を待つ時間 ゆっくり 時間が 進んでゆきます    

 そして、遂に こぐまたちが 穴から外の世界に。    

 三寒四温、季節を移り始める時間に 味わってほしい作品です。    

 子どものもつ たくさんの不思議に 耳を傾けると 大人もまた 世界を違った 角度から眺めることが出来ますね。    

 絵本との出会いから 子どもの成長を 色々な視点から 気づくことが出来る、これも絵本の魅力でしょう。