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子どもの本棚絵本レビュー

エルマーのぼうけん

2024.01.01

R.S.ガネット(作) R.C.ガネット(絵) 渡辺茂男(訳) 福音館書店 1200円(税別)

 辰年がスタートしました。

 新年1冊目の絵本は、9歳の子どもとりゅうの冒険物語です。

 エルマー君は、りゅうの子どもを助けるミッションに旅立ちます。

 冒険に持ってゆくリュックの中身は、チューインガム、桃色の棒つきキャンデー2ダース、輪ゴム1箱、黒いゴム長ぐつ、磁石、歯ブラシとチューブ入り歯磨き、虫めがね6つ、よく切れるジャックナイフ1つ、くしとヘアブラシ、ちがった色のリボン7本、『クランベリいき』と書いた大きなからのふくろ、着替えを何枚か、それに船に乗っている間の食料。

 りゅうの子どもを助けるためのミッション、困難に出会う度に、リュックの中身が、活躍するのです。

 この作品には、冒険地図も見事に描かれているので、子どもたちは、エルマーと一緒にワクワク冒険の時を過ごすことが出来ます。

 息子は、幼稚園の年長さんの頃、この絵本に出合って、エルマーと一緒にぼうけんを楽しみました。懐かしい思い出です。

 この作品の続編もこれから紹介したいと思います。