
だんまりこおろぎ~虫の音がきこえる本
2023.09.16
エリック・カール(作) くどう なおこ(訳) 偕成社 2400円(税別)
秋の訪れ、どこからかこおろぎの音(ね)が聞こえ始めました。
訳者のくどうなおこさんは、小さい頃、こおろぎの鳴く声をきくと、まるでだれかに会いたくて、こおろぎが電話をかけているみたいと 思われたそうです。
ぽかぽか あたたかい ある日 こおろぎのぼうやは 生まれました。大きなこおろぎは 羽をこすって挨拶をします。こおろぎの坊やも、一生懸命に 小さな羽をこすりますが、なかなか 上手く音が出ません。でも、遂に美しい音が出せるようになり、友だちに精一杯のあいさつができるようになりました。