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子どもの本棚絵本レビュー

チューリップ畑をつまさきで

2024.03.15

チューリップ畑をつまさきで 山本容子(作)偕成社

 あ、ことしも シンシアが 森へ やってきた。 

 もうすぐ 春が くるんだ  

 シンシアは チューリップの妖精  

 シンシアが ふわりと 雪の上にすわると  

 土の中の キューコンが もそもそうごきます    

 森の番犬の ルーカスは うれしくて つまさきあるきを はじめます。    

 作者の 山本容子さんは、軽妙酒脱な色彩で 春の始まりを描かれています。    」

 タイトルの「チューリップ畑をつまさきで」(原題:Tiptoe through the tulips with me)は、ミュージカル映画「ブロードウェイの黄金時代」(1929)の挿入歌です。    

 春の始まりは、三寒四温を繰り返し、なんとなく そわそわ ワクワクする時間ですね。